「みほとけさまを中心に、つよく、あかるく、なかよくのびる」

 

日々の教育は幼稚園教育要領で目指す「健康」「人間関係」「環境」「言葉」「表現」という幼児教育のバランスをもとに、幼児教育の原理、科学、技法、心理的働きかけ等を、日々の具体的な教育案に反映していきます。その教育案を具体的なプログラムとして展開しながら、願われる子ども像に近づけるよう、指導支援を行ってまいります。
またご家庭へのご理解とご協力をお願いしながら、保護者の皆様の幼稚園生活や行事への参加を呼びかけ、幼稚園-子ども-家庭のつながりを大切にして教育に取り組みます。

 

【育てたい子ども像】

1. その子にふさわしい発達を身につける子ども

 

銀の鈴幼稚園は定員120名の小規模な幼稚園です。全教職員が全園児と随時触れあうことのできる家庭的な雰囲気の中で、のびのびと元気に育つことのできる環境です。幼稚園は子ども達が家庭から離れて初めて触れる集団生活であり小さな社会です。安心感を前提に、他者と協力して毎日を楽しみながら喜怒哀楽をたくさん経験していきます。そしてその子どもにふさわしい、その子ども独自の発達を尊重して成長を支援していきます。子どもの幼児期を尊重し特別な能力教育や受験教育などは行っておりません。

2. 生活の中で支え合い、協力しあうことで、社会性、協調性をもてる子ども

 

幼稚園では自由なあそびと、設定された集団の活動のバランスが社会性を育てます。決まった生活習慣を身につけること、十分に自己発揮できるあそびに没頭すること、一定のルールの中で協調したりがまんしたりすることを重ね、緊張や自律とゆったりとした気分の繰り返しの中で、先生、お友達との関係を知り社会性を身につけていきます。
このバランスを常に意識しながら教育案や日々のプログラム実施に取り組みます。

3.自分の心やイメージを感じ取り、情操と感謝をもてる子ども

 

銀の鈴幼稚園では、仏教の教えを背景とした幼児教育を行います。

《生命尊重》「皆かけがえのない一人ひとりであることを自覚する」

《報恩感謝》「自分への恵みに感謝してその恵みに応えていく。」

《和合精進》「人はつながりの中で生きる・思いやる・認め合う・ささえあう」

という仏教の教えをもとにした幼稚園生活を営み、その教えを聞く「かたち」のあらわれとして毎日仏さまに手を合わせます。仏さまに手を合わせることは、目に見えない自分の内面と出会うことでもあります。そしてその事は自分自身をこの世に産み出したいのちのつながり、時間や空間の不思議さ、敬虔さを抱くきっかけとなっていくと考えます。

日々、様々な場面で感謝の気持ちをもって過ごしていきます。